2007年4月撮影
兎町十三番地の女優・新良エツ子さん。
彼女は、元気だ。 全身が好奇心に満ち溢れていて、すっと身軽に行動できてしまう。
この写真を公開する頃には、芝居を作るために台湾に行っているはずだ。
大沢@写真集の女優シリーズでは、まず最初に、
イメージのきっかけとして「行きたい場所」を言ってもらうのだけど
彼女からは次から次へと、色々な行きたい場所が出てきた。
そんな中で今回はまず、思い出の場所という水族館へと向かった。
魚やらクラゲやらの水中の生き物を眺めて目を輝かせる彼女は
海の中を懐かしむ、陸に上がった人魚姫のようだ。
地上でも、自由に泳ぎまわろうとする人魚姫。
けれど、水の中とは勝手が違う。地上で自由でいることは難しい。
それでも彼女は泳ぎ続ける。彼女はこれから、どこへ行くのだろうか?
・・・今回一番感じたのは
撮影シーンによって顔が違う、表情が違うということだ。
別にそれは意識したわけではないはずなのだが
試しにいくつかの写真を見比べてみて欲しい。
これが同一人物?と思える組み合わせがいくつも存在する。
子どものようでもあり、大人のようでもあり、
清楚だったかと思えば、妖艶な匂いを漂わせる。
喋っていると、凄くシンプルでストレートなのに
写真からは様々な要素が見え隠れする。
面白い女優さんだと思う。今後が楽しみだ。
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